なぜ実験的にやることにしたのか
最近Youtubeの運営会社がここんとこ売上収入が減っていることと、NVIDIA等のAV1エンコードがいかにすごいレベルとかで、最近新たな動画時代が注目が見え始めています。
Youtubeではそろそろ時代的に厳しくなってきているのも事実だし、今後の1つのぷらっとだけでは頼っていけない、今後はもしかすると自分のサイトの動画時代が到来するのか?
AV1エンコードは素晴らしい技術、しかし普及があまり進んでいない。
さらにブログでAV1エンコードを使って動画ファイルを展開している人が少ないので、そこで前回RTX 4090搭載の新PCを購入した自分が試してみるにして、行ってみました。
試験的に載せたのがこちら
今回の実験ではOBSを使った上で、ビットレート3000Kbpsで1280×720の環境、そして映像はMinecraftのSEUS PTGI HRR3環境でどれほどなのかをお試しにやってみました。
60FPSの場合
こちらは通常のエンコードの結果です。
1280×720だと流石に画質に見劣りがかなり目立ちます。
どれくらいのビットレートは欲しい感じ?
現実的には最低でもフルHDで8000Kbpsは欲しいところ
とはいえ、ブログではフルHDはでかすぎて不適合なのでこれ以上のサイズはやはり現実的じゃないです。
ちなみにこの動画ファイルは3.7MB程度で、10秒の動画でもやはりサイズが大きすぎてあまり現実的とは言いにくいです。
ブログの推奨動画ファイルは1MBまで!
けどこの大きさはまだまだ現実性が遠いね
30FPS
上記環境の30FPS版です。
映像は30FPSにしたものの、意外なことにデータファイルが3.7MBと変わらないので、そう考えると60FPSでいいとは思いますね
1000kbps環境(30FPS)
最後は1000kbps環境での動画です。
流石に設定をかなり下げたのでどうかと思いましたが、効率の良いAV1エンコードでもさえ、1000Kbpsでは目立つほど映像が悪化しています。
とはいえ、H.264だとモザイクが酷く見えなかったのに対して、まだ見えるレベルであるのでさすがAV1エンコードだと思います。
AV1エンコードの1番の魅力は圧縮性が高いのに高画質だから、4K環境になってくると結構差が出てくる。
動画ファイルは1.5MBほどで、ようやく現実的ボーダーラインに見えてきました。
AV1エンコードの結果
結果的に今の時代では実用性はYoutubeには至らないです。
サイト速度
サイト速度的では3つ同時に流せていますが、特に重くはありませんでした。
しかし、古いスマホや通信が悪い場所だとかなり重くなりそうです。
最近はITの進化が早い一方で、デバイスの進化はあまり見られなくなってきました。
汎用性
AV1エンコードの対応しているソフトやGPUなどがとにかく少ないです。
GPUは一般でも届くレベルの商品が登場したものの、ソフトウェアが少なく、最も重要な動画編集がAV1エンコードに対応してないことがほとんどなので、現時点で使いにくいとしか言えないです
現時点で対応しているソフトだと「OBS」や「Adobe」ぐらい
また、YoutubeでもAV1エンコードが対応してなく従来のH.264へ変換されてしまうため需要はまだまだとも言えます。
結論
前述の通り、ブログで直接動画投稿するのはまだ時代がはやいと思いました。
そもそも20年前に開発したH.264が未だに使っている方も多くいて、次世代のH.265でもさえ対応しているソフトがあまり多くなく、H.264だけしか対応してないソフトも多いのも事実です。
また、AV1エンコードは企業内では普及しつつあるものの個人の利用者ではあまり多く見られません。
そもそも論として現在におけるGPUが高すぎて手頃に買う人も減っているのも事実だからです。
(近年はRTX 4060の登場で手頃になってきたが…)
というように今後もYoutubeさんで動画系はお世話になるとは思います。
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